元東大生が果たして東大を中退してよかったのか考察するブログ

東大の近くを歩いていたら、偶然、東大の卒業式に遭遇してしまったことをきっかけに始めたブログです。

理系とか文系とかどうでもいいじゃない

◯◯さんって理系っぽいよねー

とか

△△さんって意外と文系っぽい

とか

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そういう文系理系を分けたがるのが

不思議で不思議でしょうがないです。

 

これを高校生のうちに決めるのって

人の可能性を狭めると思うんですよ。

 

ぼくは東京大学工学部中退。

 

理系です。

 

けれど、

 

経営は文系っぽいことらしいです。

小説を結構読みます。文系っぽいことらしいです。

哲学宗教なんかも好きです。文系っぽいことらしいです

 

理系なのに珍しいーとか言われます。

 

もう今の時代、文系と理系なんていう

二元論的に考えるのは無理でしょ。

 

文系理系の間にある学問領域なんて今は腐るほどあります。

 

複数の学問領域にまたがっている学問なんかもあります。

学際とか言うらしいですね。

 

そんなこんなで理系とか文系とか

どうしてそんなに分けたがるんでしょう。

 

大抵の場合、

理系は数学、理科好きで、国語、社会が嫌い。

文系は国語、社会が好きで、数学、理科が嫌い。

 

ボク自身は社会嫌いでした。

日本史とか世界史とか大嫌い。

 

けれど、今は結構で好きです。

世界史の本はよく読みます。

 

テストされて、強制されてというのは

つまらなかったですが、

 

興味のある、第二次世界大戦を切り口として

前後に広げて、世界史を調べるようになりました。

 

学校教育がおかしいとか、教え方が悪いとか、

そういうことが言いたいんじゃなくて、

 

別に理系とか文系って言う括りは

自分の選択肢を狭めてしまうと思います。

 

ぼくは自分が理系だと認識した時点で

社会アレルギーになってしまいました。

 

なんとなく嫌、触りたくない。

 

これは文系の方が数学を毛嫌いするのと

同じな気がします。

 

現状、大学入試はどうしても受験科目や学部との兼ね合いから、

どうしても理系文系のいずれかに特化せざるを得ないのは事実です。

 

けれど、大学受験が全てではないですし、

仮に大学に入ってからは好きなことをやっていいわけです。

 

自分は理系だから、

私は文系だから

 

と思い込んでしまうのは辞めたほうがいい。

 

理系であれば、社会系。

別にイチから始める必要はなくて、

 

映画、漫画から入ってみるとか、

きっかけ入り口をどう定めてもいいわけです。

 

文系であれば、数理系。

仕事上でもやっぱり数字は出てきます。

 

そこを切り口にするのもありですし、

 

日常で出会う、自然現象に興味を持って

そこから入ってみるのもありです。

 

虹とか、地震とか?

 

で、そんな制約も設けず、

世界にはあらゆる学問領域があるんですよ。

 

面白そうな新書を読んでみるとか

そういうのが初めでもいいと思います。

 

世界には自分の知らない世界は山程あるので、

興味、好奇心をもって、

 

知的好奇心を満たしてほしいです。

 

ただ生きるのは簡単だという話はしましたが、

ただルーティンな生活をしているだけなら、

 

それは人間としてどうなんだろうと。

 

知りたいとか興味があって、

それを満たそうとするからこそ、

人間として生きる意味があると思うんです。

 

意義とか役立つとかそんなどうでもいいことは

関係なく、興味があることは調べればいいわけですよ。

 

今はインターネットがあるわけで、

すぐに知りたいことは調べられるすばらしい時代です。

 

大学受験だとかそんなことを考えずに

知的好奇心を満たしましょう。

 

結果として、役立つことは大いにありますよ。

結果としてです。

 

楽しみましょうよ。もっと。