元東大生が果たして東大を中退してよかったのか考察するブログ

東大の近くを歩いていたら、偶然、東大の卒業式に遭遇してしまったことをきっかけに始めたブログです。

東大中退への道のり③ 〜てめーのモノサシでヒトを測るなよ〜

チラシに出会い、サークルに入った。

 

前の記事はここです。

k-endo.hateblo.jp

良き先輩に会えた。

そして、ぼくの人生は刺激的になった。

 

ぼくは世界の広さを痛感した。

毎週勉強会なるものを行っていたのだが、

 

そこで話される内容は

ぼくの知らない、目も向けたことのない話ばかり。

 

海外の文献を持ってきて

それを元にビジネスモデルを作ったり、

 

新しい技術をどう商業化するのか?

 

を考えたり、刺激的だった。

 

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そのサークルはとても小さいサークルで

所属人数は10人もいなかった。

 

だが、いるメンバーは

大学院の人ばかり。

 

ぼくは浮いていて、

かわいがってもらえた。

 

楽しかった。

若いから何もできなくても評価された。

 

いろんな機会をもらった。

 

大きな企業の社長さんに会った。

著名な作家さんにも会った。

 

イベントに誘ってもらった。

 

そんなことを繰り返していくと、

ぼくは隣いる同級生たちを見下していた。

 

虎の威を借る感じですよ。

 

すごい人の隣りにいると

自分がすごいと勘違いする。

 

よくある話で、聞いたこともあるが、

ぼくはそうはなりたくないな。

 

と思っていた。

 

けれど、なってしまった。

環境って怖いですね。

 

そうなると、やはり、伝わっちゃいますよね。

ぼくがその相手のことを舐め腐っているの。

 

だから、ぼくは大学のクラスでは、

浮いた存在となり、

 

結果、大学外の様々な活動に身をおくようになります。

 

今でも生き急いでいるとか、

23歳には見えないとか、

 

いろんなことを言われます。

 

それはここから始まっていると思います。

そして、中退へと繋がります。

 

悪いことではなかったと思います。

きっかけなので。

 

しかし、人間関係を大切に出来なかった。

 

それぞれのヒトにはそれぞれの背景があって、

てめーのモノサシでヒトを測るのは違うよね

 

ということを過去の自分に伝えたいです。

 

学歴、偏差値、年収、身長など、

何かとわかりやすいものでヒトは人を比較します。

 

加えて、それを複合的に組み合わせた何らかのモノサシを

人は持っているんじゃないかなと思います。

 

それでこのヒトは上だとか、下だとか

そんな傲慢なことを考えるんだと思います。

 

生物的には自然でしょう。

 

けれど、我々ヒトは生きる死ぬの世界に生きていないので、

だからこそ、あらゆるヒトから学ぶことは必ずあって、

 

それを見られない奴はやっぱりダメ。

 

そういう意味で、ぼくは過去の自分を悔いています。

 

今もその傾向はあって、

後悔の連続です。

 

ただ最近はそういうことを指摘してくれるヒトもいて、

ほんとうに感謝しかないです。

 

 

この人間関係を大切に出来なかったこと、

ここからぼくの人間関係は一変して、大学から離れてきます。

 

続きます。