元東大生が果たして東大を中退してよかったのか考察するブログ

東大の近くを歩いていたら、偶然、東大の卒業式に遭遇してしまったことをきっかけに始めたブログです。

東大入学直後にTOEICを受けた話

東大に合格した直後に東日本大震災があり、

免許取ろうとか思っていたのに、

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そんな雰囲気でもなく、、、

 

黙々と読みたかった本を読んでいた3月。

 

東進ハイスクールからメールが届いた。

 

前にも述べたとおり、

東進ハイスクールはなかなかすごい。

 

k-endo.hateblo.jp

端的に言うと、東大合格者を特別扱いしてくれたのだ。

 

そこで東大生になるってこういうことか、、、

としみじみ思わせてくれたある意味すばらしい予備校だ。

 

で、今回、TOEICを受けませんか?

という招待状が来た。

 

もちろんTOEICの存在は知っていて、

就活するなら必要なんだろうなーと漠然と思っていた。

 

しかし面倒だったのでスルーするつもりで、

そのメールを読んでいくと。

 

TOEICを受験してくれたら、

報酬として1万円お支払いします。

 

きた。

 

でた。

 

さすが東進様

 

またこの若造にカネをくれるのか。

もちろん受けに行った。

 

新宿の一等地にある

東進ビジネススクールなるところで受験し、

 

前日、漫画を読んでいて徹夜だったので、

ウトウトしながら試験を解いていた。

 

で、TOEICの問題自体は

ものすごく退屈でだるかったのだが、

 

帰り道にふと思った。

 

こんな試験で英語力を測っているんだな。日本って。

 

TOEICは韓国と日本でしか

ほぼほぼ使われていないということは

知っていました。

 

多分ReadingとListeningしかない時点で

さほど実用的なものではないことも薄々察していました。

 

けれど、ここまでとは、、、

 

こんなんできたって

英語できる

とはならねーよと。

 

受験勉強と同じゲームに近いものでした。

 

ちなみに点数は895点。

結構高かったみたいです。

 

東進様がお金を払ってくれたのは

本当かどうかは知りませんが、

 

東大入学時のTOEICのスコアを集計したいから

 

とか言っていて、当時は納得していました。

 

確か600点前半とかだったかな?

平均が。

 

それはともかく、今考えると

東進ビジネススクールへの勧誘にも使っていたんでしょうね。

 

危機感を煽ることで、

今から就活のためにTOEICくらいちゃんとやっておかないと

みたいな感じで。

 

さすが東進。

 

一経営者として頭が上がりません。

最近は連絡来ないので寂しいですね(笑)

 

 

この辺から日本の一般的なレールに対して

違和感を持ったのかもしれません。

 

TOEICとかいうつまらない試験で

英語力を測っちゃうようなくだらない世界。

 

東大生は適応能力高いので、

きっとこのレールには簡単に乗れて、

美しい人生をきっと歩めるんだろう。

 

しかし、それでいいのか。」

 

誰かが敷いたレールの上を全力で走って

楽しいのかと。

 

そのレール自体を疑えって言いたいです。

 

一番が東大だからなんとなく東大に入って、

きっと次は就活で、なんとなく年収が一番の外資金融とか

安定しているから官僚になったり、

 

そういう誰かが作った尺度で

モノサシを誰かから借りてきて、

人生決めるのって

 

賢いんだからこそ、もうちょい頭使ってほしいなと思います。

 

※もちろん過去のなんとなく

東大に入ってしまった自分自身に対して言ってます。

 

どういうヒトが成功者だとか、

誰が決めたんでしょうね。

 

自分なりの人生の勝ち方がたぶんあるはず。

 

それを追求するほうがきっと周りからは白い目で

見られるけれど、それでも充実はしていると思っちゃうんですよねー。

 

きっと青いんでしょうが。

まだまだ。

 

なんて思います。